妊娠のステップ
妊娠のしくみを知っていると、日々の治療の根拠がわかり、妊娠のイメージが膨らみます。
精子の準備
精子は精巣の中で約2か月半かけて作られます。
その後、精巣上体で約10日間かけて成熟します。
つまり、今の精子は約3か月前から準備されたものです。
卵子の準備
卵子は生まれる前から卵巣に存在しています。
月経周期の中で以下のホルモンの働きにより、卵胞が成長します。
- FSH(卵胞刺激ホルモン)
- LH(黄体化ホルモン)
卵胞が大きくなると起こる変化
- エストロゲン分泌
- 子宮内膜が厚くなる
- 頚管粘液が増える
排卵
卵胞が成熟すると、LHサージが起こります。
約36時間後に排卵します。
排卵された卵子は、卵管采にキャッチされ、卵管へ運ばれます。
受精の準備
排卵期には頚管粘液が増え、精子が子宮内に入りやすくなります。
射精された精子(約1~2億匹)は、最終的に100匹程度が卵管へ到達します。
受精
卵管膨大部で精子と卵子が出会います。
1つの精子だけが卵子に入ることで正常な受精が成立します。
その後、以下の前核が形成され、受精卵となります。
- 雄性前核
- 雌性前核
胚の発育(卵管内)
受精卵は分裂を繰り返します。
- 1日後 2分割
- 2日後 4分割
- 3日後 8分割
- 5日後 胚盤胞
着床
胚盤胞は子宮に到達し、殻(透明帯)を破って着床します。
受精から約6~7日後に着床します。
その後、次のような変化が起こります。
- HCG分泌(妊娠反応)
- 妊娠検査陽性(約14日後)