ART(体外受精・顕微授精)について
体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)は、
卵子と精子を体外で受精させ、胚を子宮に戻す治療です。
現在は、一度胚を凍結し、最適な状態で移植する方法が主流です。
治療の流れ
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1. 卵巣刺激
卵を育てる
- 2. 採卵
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3. 受精
IVF / ICSI
- 4. 胚培養
- 5. 胚凍結
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6. 胚移植
別周期に行います
治療前の評価
安全に治療を行うため、以下を確認します。
- 感染症検査
(B型・C型肝炎、梅毒、HIV) - ホルモン検査
(E2・FSH・LH) - 卵巣予備能
(卵胞数など) - 精液検査
結果に応じて最適な治療設計を行います
※自己免疫・不育症検査は必要な方に選択的に実施します。
卵巣刺激 最重要ポイント
卵の育て方は一律ではありません。
当院の基本方針
- 中刺激を中心に個別最適化
- 過剰刺激を避ける
- 卵の「質と数」のバランスを重視
主に使用する方法
- アンタゴニスト法
- PPOS法
- 低刺激変法
現在の主流で、コントロール性が高い方法です
※保険診療下でrFSH(遺伝子組替FSH)自己注射が主流になり、それに合わない点鼻薬(ロング法)による排卵抑制は現在ほとんど行っていません。
採卵
排卵誘発後、約36時間後に採卵を行います。
- 採卵時の経膣超音波による血流確認で安全を見極めながら実施
- 局所麻酔・静脈麻酔下で安全に施行
- 20~22G(22Gはテーパー針)の細径の針で出血と疼痛軽減
身体への負担を最小限に配慮しています
受精(IVF / ICSI)
体外受精(IVF)
自然に近い形で受精させる方法
顕微授精(ICSI)
精子を1個直接注入する方法
精子の状態や過去の受精結果により選択します
胚培養・凍結
受精した胚は5〜6日培養し、
胚盤胞の段階で凍結 します。
凍結方法
ガラス化法(Vitrification)
胚へのダメージが少なく、高い生存率
胚移植(FET)
凍結した胚を、内膜を整えた周期に移植します。
当院の特徴
- 内膜と胚のタイミングを重視
- 丁寧で安全な移植操作
- 1個移植を基本(多胎予防)
現在は凍結胚移植が中心です
黄体補充・妊娠判定
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プロゲステロン補充を行い
着床をサポート -
移植約7〜11日後に判定
当院のARTの考え方
1
無理をしない設計
必要以上の刺激は行わない
身体への負担を最小限に
2
タイミング精度
排卵・ホルモン時間を厳密に管理
胚と内膜の同期を重視
3
検査の最適化
全例ルーチンではなく
必要な方に必要な検査のみ
4
保険診療に準拠
現在の制度に沿った安全な治療
その中で最大限の結果を追求