社会的卵子凍結について
「まだ大丈夫」と思っている方へ
妊娠の可能性は、年齢とともに確実に変化します。
しかし、その変化は自分で自覚することができません。
結婚・出産のタイミングの多様化
近年、ライフスタイルの変化により、結婚や出産のタイミングは非常に多様化しています。
一方で、卵子の質(染色体正常率)は年齢とともに低下していくのが現実です。
全国のART施設で共通する現実
40歳前後で体外受精を行っても「良好な胚が得られない」「複数回の治療が必要になる」といったケースが増加しています。
妊娠の可能性は、医療技術よりも
「卵子の年齢」に大きく左右されます。
38歳を過ぎると、その変化は緩やかではなく急激になります。
社会的卵子凍結とは
将来の妊娠に備えて、若く質の良い現在の卵子を凍結保存する方法です。
卵子数と将来の可能性
将来1人の子供を授かるために必要な採卵数の目安と確率です。
- 10個 約 40〜50 %
- 15個 約 60〜70 %
- 20個 約 75〜85 %
現場で起こっていること
40歳前後で初めて妊娠を希望される場合、以下のような壁に直面することが多くあります。
- 採卵しても数が少ない
- 良好胚にならない
- 治療回数が増える
社会的卵子凍結のメリット
- 将来の選択肢を残せる
- 年齢による不安を軽減できる
- 自分のタイミングで人生設計を考えられる
重要なご理解
社会的卵子凍結は魔法の杖ではありません。
- 妊娠を完全に保証する医療ではありません
- すべての方に必要な医療ではありません
費用の目安と保管の安心
費用の目安(自費診療)
保管と将来の不安について
「安全に保管されるか」「将来ちゃんと使えるか」「引っ越した際に移送できるか」といった不安に対し、当院では以下の体制を整えています。
- 液体窒素による長期安定保管
- 培養室での管理体制の徹底
- 将来の他院への移送対応
当院の方針
- 無理に治療を勧めません
- 成功率を正確に説明します
- 将来の選択を一緒に考えます
「将来の後悔を減らすための医療」です。
まずは現状を知ることから
卵子の状態は外見では分かりません。
AMH検査(血液検査)で現在の卵巣予備能の目安を確認できます。
- 初回相談のみも可能(予約制)
- AMH検査のみも可能
- HPのお問い合わせから事前相談対応