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2008-12

不妊治療 40代の治療の進め方とカウンセリング

不妊治療を40歳から始められる方は、結構多いです。もし、もう5年早く来られたら、楽に妊娠できだだろうと思われる方も沢山います。体外受精も40歳未満とするならば、日本でのART施設での採卵数は半減するのではないか、と思われるところがあります。そのくらい、40歳からの不妊治療は、根気がいります。10%を超える妊娠率を出している施設は、ほとんど皆無で、つまり10回採卵して1回妊娠できるかどうか、という確率の悪さなのです。

出会いが、around forty だという場合、これは運命です。どうにもなりませんね。しかし、出会いが早かった、あるいは結婚はしていたけど、人生のプランで、子育てを後に持ってきた、というならば、これは人生設計の失敗であった、といえるかもしれません。子作りは、待ったなしなのです。卵巣年齢は、かなりの個人差がありますから、芸能人が40代で子供ができたから、自分も子供ができると思ってはいけません。その芸能人の卵巣年齢は30代前半であったかもしれないからです。

40歳からの不妊治療希望でみえた方の場合、その不妊治療の進め方は、十分なインフォームドコンセントが必要になります。これを説明した場合、1時間くらいになり、これをカウンセリングと称している施設も多いようですが、これはコーディネート(説明)に属するのでは、と思います。本当のカウンセリングとは、臨床心理士の資格を持つ人が、不妊症治療を勉強し、融合したところから発せられるべきもので、第三者が行うのが望ましいものです。

スクリーニング→タイミング→(人工授精(行ってもせいぜい数回)→体外受精 となっていくケースが多いのですが、ここでタイミング法でヒューナーテスト不良ならば、ステップアップがすぐ行えますが、ヒューナーテスト良好だと、何周期か(せいぜい半年ですが)費やされることが多く、ここで問題が生じます。半年間で、さらに卵の質が落ちたり、排卵刺激に反応しなくなってしまうことが多いからです。体外受精をすると卵の質がわかります。そこで、40歳以上の方は、なるべく早めに一度は自然周期(あるいはクロミフェン周期)での採卵を受けていただき、卵の質を確認してから、その後の治療計画をたてた方がよいのではないかな、とも考えています。治療というより、検査の一環ですね。そこで卵の質が悪ければ、妊娠成績は悪いのですから、体外受精を繰り返してもなかなか成果が得られません。かといって、諦めもつきませんから、かくして、泥沼に陥っていきます。40歳代からの治療の進め方に関しては、わたしたちも、いまだに迷いがあり、今のところ、決め手がありません。なんとか、いい提案ができるよう、これからも研鑽していこうと思っています。

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