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外来診療時間の変更について

諸般の事情により、外来時間を以下のように変更させていただきます。

月火木金の午後診療時間

現行: 午後3時00分~午後7時30分

変更後:午後3時00分~午後7時00分

これにより、電話受付時間も最終が、午後6時50分となりますので、

宜しくお願いいたします。

年末年始のお知らせ(2015年度)

2015年12月29日(火)から2016年1月4日(月)まで年末年始のため、休診とさせていただきます。

12月28日(月)は、通常通り午後外来もございます。

1月5日(火)より通常時間に診療させていただきます。

11月26日(木)27日(金)臨時休診のお知らせ

医師・培養士が学会出張のため、終日休診とさせていただきます。

2015年のインフルエンザ、はじめました

 

10月7日より、インフルエンザ予防接種を受付させていただいております。

 

○接種対象と料金

13歳以上  1回3350円/回

3-13歳未満  2回2810円/回

3歳未満 当院では扱いなし

65歳以上(後期高齢者) 当院では扱いなし

 

○すべて予約制ですので、

あらかじめお電話(059-355-5577)まで

ご予約くださるようお願いいたします。

 

○効果的な予防接種の時期

早めの接種をお勧めします。

なお、卸より割り当てられている注射がなくなり次第

受付を終了させていただきます。

お盆休みについて

8月12日(水)より8月16日(日)まで、休診となります。

WEB予約以外では、ご予約ができませんのでご了承ください。

8月17(月)は、午前9時より電話予約が可能となります。

7月より診察時間が変わります

2015年7月より、水曜日の午後外来が無くなり、代わりに木曜日に午後外来を行います。ご予約の際にお気を付けください。

臨時休診のお知らせ

4月27日(月)は、学会出張のため、全日休診とさせていただきます。

あるよぉ

田中要次演ずるTVドラマ HEROのバーテンダーは、キムタクのリクエストに応えて、いつも「あるよぉ」と小さなバーには似つかわしくないアイテムを毎週出していました。小さい当院も、そんな「あるよぉ」のクリニックにしたいと思い、開院以来、機会をみては新しいアイテムを仕入れています。

最近、仕入れたもの

LLLT(低レベル反応レーザー)話題となりつつあるレーザー治療のひとつ。頚部の星状神経節付近に照射して視床下部・下垂体の血流を増し、ホルモンの自然な理学療法を期待されております。腹部に照射することで、子宮と卵巣の血流を増やすそうです。筋肉のコリをほぐすという目的で整形外科領域で使用されることが多いのですが、不妊治療でも有用性が着目されています。施術中のスタッフとの会話もリラックスにつながります。

サンビーマ(SUN BEAMER)遠赤外線医療機器。お腹を温め、子宮と卵巣の血流を増やします。ITTLと表裏の関係で使用しています。20分間スタッフがいなくても運用でき、体験の患者様は眠ってしまうことも。

卵管鏡とFTカテーテル:当院は、ばりばりの体外受精屋ですが、治療の選択を広げるという意味で、導入いたしました。開通率は文献によると80%程度(妊娠率は20%くらいだそうですが)で、あくまで自然妊娠を、という方に積極的に受けていただこうと考えております。静脈麻酔下に、極力苦痛を避けて行います。

復活したもの

キッズルーム:開院以来、事務の倉庫と化しておりましたが、2人目不妊の増加に伴い2月より復活しております。今後、知育玩具を増やし、木の匂いのする部屋にする予定です。

しかしながら、究極の「あるよぉ」は、どんな難治性不妊の方にもあきらめないでいただくという、妊娠の方法の引き出しでしょう。当院は、人とのコミュニケーションを極力大事にしながら、never give upの精神で、皆様と一緒にこうのとりのお手伝いをさせていただきたいと願っております。

当院が5日胚移植にこだわる理由

上の一連の写真は、当院で平成21年に得た胚盤胞の一部です。実は、開院以来、すべての胚を5日目まで育てており、胚盤胞の段階で胚移植をしております。患者様の希望というよりは、当院の希望によってです。なぜでしょうか?3日目の胚は8分割くらいです。割球均一で、フラグメントの少ない胚が、4日目で分割を停止してしまうこともあります。一方、どうかな、と思われていた胚が最後、内細胞塊の立派な胚盤胞に成長することもあります。従って、本当のところ、胚盤胞、それも拡大胚盤胞まで育ててみないと、胚の良し悪し、というのはわからないのではないか、と思います。3日目の見かけ上、綺麗な胚が、本当に生着する良い胚なのかどうかを見届けたいがため、たとえ1個しか胚がなくとも5日目まで育ててしまうのです。5日目までに分割を止めてしまうと胚移植ができなくなってしまうのですが、培養室で成長を止めてしまう胚が、本当に体内だと(それも子宮という、本来3日目ではありえない環境)ですくすく分割するのだろうか、という疑問があります。体内環境は、未だに培養室の環境より良いのでしょうか?駄目胚だとわかってしまうと戻せなくなるので、なんとか戻したいという患者様の思惑と、なんとか戻して胚移植料金までとりたいクリニックの思惑が一致しているだけなのではないか、という疑念は、今日まで明確な回答を見出せずにおります。

当院は、午後8時前後に採卵するケースが90%であり、5日後の午後2時半か午後4時半、もしくは午後7時半で胚移植(初期胚盤胞から拡大胚盤胞、まれに一部ハッチング段階)をしております。正確には丸4日と20時間前後で行っております。5日以上経ってしまうと子宮内膜と同調しなくなり着床率が下がるのでは、と考えており、胚移植を行いません。これは、夜採卵でのみ行える操作で、朝採卵で同様の操作を行うと深夜に胚移植をすることになってしまい、実際的ではありません。当院の時間帯で、胚盤胞で胚移植を行うと、およそ80%程度が生着します。症例数が増えてきた平成21年11月~12月には、採卵数24に対し、胚盤胞到達率が20(内2例は、6日目に到達したため凍結保存)、胚盤胞移植を18、うち16例が妊娠反応陽性でした。妊娠率は、年齢や患者様の質(多嚢胞性卵巣症候群など)に左右されることが多く、一概にクリニックの実力を反映したものではありませんが、胚盤胞に到達した胚は80%程度が生着(ただし、残念ながら20%程度が流産に至りますが)しているという事実を以て、当院はある一定の技術レベルに達したのではないか、と考えております。学会推奨の単一胚移植も、実際の現場の条件・雰囲気で迷いながら2個(AAという良好胚とBCクラスの胚の組み合わせ)を入れることも平成21年は多くなってしまいました。結果、2個胚移植の場合、当院では30%程度の双胎率をみており、今後は単一胚移植をさらに推奨しなければならないと反省しております。なお、5日目良好胚でありながら生着しない場合、および6日目胚盤胞は凍結しており、当院独自の融解胚移植プログラム(現在のプログラムにたどり着くまで2年かかりました)に沿って、胚移植を行い、最近では70%程度の生着率を得るようになってきました。現在、多嚢胞性卵巣症候群や早発閉経・高年齢の方より、いかに良好卵を得るか、ということが大きな課題となっております。成功した患者様より、成功しなかった患者様の事が深く印象に残っております。次にどうしたら良いか、色々なアンテナを張りながら、卵巣の質改善プログラムを開発し、より多くの皆様の期待に応えたいと思っております。

特定不妊治療費助成について

 こうのとりチームが発進しました。すでに数例の体外受精の成功例が得られております。初めての施設のシステムがうまく作動するかどうかについては、気をもむのですが、よい胚とよい結果ができて、スタッフ一同胸をなでおろしています。

 私たちは、特定不妊治療費助成の指定医療機関であるのですが、体外受精というものが特定不妊治療費助成というものではなく、保険診療の枠に入れられることを望んでおります。つまり基本的に、体外受精胚移植というものが自費扱いであることに疑問を感じております。いろんな観点から見て、採卵操作は、腹腔鏡手術より危険率は低いと思います。体外受精児というものの総数、その予後を考えてみても、自費診療という特殊枠に入れられる必要はないのではないか、と思います。

 昔の教科書のフローチャートには、タイミング法を6周期、人工授精を6周期して、妊娠しないならば、腹腔鏡手術を推奨しているものが多いと思います。その結果、さらに6ヶ月乃至12ヶ月で妊娠しなければ、体外受精に移行せよ、と。これには、私たちは疑問を抱いております。

 採卵操作は、エコーガイド下に針をいれて吸引する操作です。盲目的に針を入れているわけではありません。この操作は、腹腔鏡手術の麻酔、腹腔内に至るための複数の穴あけ、腹腔内での器具の操作に比べて、危険率はおそらく低いと思われます。体の負担に対しても、入院を要する腹腔鏡手術と、日帰りで行える採卵では、どちらが負担を要するかは自明です。腹腔鏡で癒着を切除したり、焼却する操作は危険と裏腹です。卵巣に対して行う多孔術も、熱を与えるだけに卵巣にダメージを与える操作であることは疑いがありません。

 私たちは、一定期間の自然妊娠を狙った後、体外受精を早期に一度行い、卵の質、精子の受精能を確認してから、もういちど自然妊娠を狙うか、体外受精を継続するか、考えてもよいのでは、と考えております。腹腔鏡手術の意義としては、反復体外受精不成功例に対して、「やむをえない処置」として行うものとして考えています。腹腔鏡手術は、保険診療なのですが、成功率がはっきりしないし、おなかにいくつも傷跡が残りますし、決して、体に優しい手術ではないからです。

 すなわち、体外受精の敷居を低めることこそ、不妊治療を効果的に、負担のすくないものにするために不可欠な要素ではないか、と考えております。これは、私たちの考えであって、間違っているかもしれません。しかし、過去に私たちが行ってきた腹腔鏡手術を反省してみても、「まず体外受精ありき」という考え方を、当分は変えるつもりはありません。

今回、平成21年度から、1回の助成額が15万円に拡充されました。しかし、年度あたり2回、通算5年間、という助成です。これは、現場からすると、納得いかない設定なのです。予算が一年単位で行われるせいなのか、なぜ、年度で計算されているのでしょうか?5年間も不妊続ける人間は、そんなに多くありません。体外受精の年間累積妊娠率は、凍結融解胚移植の進歩などにより、9割近くになると類推されています。しかし、誰もが2回以内に妊娠するわけではありません。3回や4回になってしまうこともあります。あるいは、体外受精を1月から始める方も多いと思いますが、調節周期では、3月一杯まで一回しか助成を受けられない計算になってしまいます。 

 たとえば調節周期の場合、4月に体外受精を受けて妊娠せず、7月に再チャレンジして結果がでなかった人は、9月以降に体外受精を受けられますが、以後翌年4月になるまでは助成を受けることができません。それでは、来年4月まで、体外受精をためらう人もでてくるのでは、と思います。来年4月まで待っているまでに、卵巣の老化が進んでしまう恐れもあります。クロミフェン周期で行っている人にとっては、さらに役立ちません。また、15万円という助成も、妊婦検診費用や分娩費用の助成額(38万円)と比べると、ずいぶん少ないようにも感じております。また、産科の助成に対して、収入制限があることにも納得いかないものを感じております。共働きの患者さんは、この収入制限にひっかかる方も多いのではないかと思いますが、働いている人を応援していない、この制度に対して、いかにもお役所的な思考を感じてしまうのは私たちだけでしょうか?

 私たちは、少しでも敷居を低めるために、自動車のリスク細分型保険のように精一杯、価格を下げるため努力してきました。当院の価格表を他院様の価格と見比べていただければ、「おそらく、体外受精を保険診療にしていただいた方が、こうのとりWOMEN’S CAREクリニックの収入は増えるのではないか」と考えている私たちの考えはご理解いただけるのではないでしょうか?企業努力として、限界近くまで下げておりますが、もうすぐ、試薬の無料提供や、検査費用の優遇など、関連業者からの支援もなくなってしまいます。けれど、患者さんにこれ以上の負担をお願いするのも、現場の人間としては忍びなく、いろいろ検討した挙句、今回、7月に、私たちは価格表を別ページの自費診療価格のように改定させていただきました。

 ポイントは、施設使用料という項目をつくったことと、年間2回までという特定不妊治療費助成という現状を踏まえて、年間2回までしか加算しないことにしたことです。簡単にいうと、高額な器械や工事費で造り上げた培養室の借金返済に、施設使用料を充てさせていただきます、ということです。実際の操作に伴う人件費や消耗品は、個々の状況に応じて加算するという、考え方です。これにより、患者さんの設定としては、以前とほとんど違わない負担とすることができました。ほどほどの負担で、なるべく多くの方に当院の体外受精を受けていただく、これが、私たちの基本となる考え方です。これは、今後も変わらないと思います。

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